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研究所概要

​ 当研究所は我が国における寺院所在資料及び文化財等の調査研究を行い、歴史と伝統を後世に伝えるべく、令和元年、西村家による出資により設立されました。

 「寺院情報学」とは、動的に複雑に変化する寺院に関する分野全般を対象とし、各分野を総合的に捉えた学問領域です。各分野とは、仏教学、文学、史学、図書館情報学、アーカイブズ学等があります。​

【主な活動】

●願王寺資料館収蔵資料の管理及び調査研究 ●寺院所在資料の情報組織化 ●文化施設との共同企画

●公文書等の受け入れ・評価選別・目録整備 ●資料の撮影・スキャン ●デジタルアーカイブ関連事業

●ドローンによる境内及び境内建物の空撮 ●ドローンによる法要・行事等の撮影

●大学・研究機関と寺院等資料所有者との協議代行 ●寺院の活動についての調査・紹介

●書籍の出版 ●翻刻・復刻本の製作 ●寺院からの資料についての相談

●大学・研究機関からの業務相談 ●墓地経営及び寺院に関する法令についての相談

【沿革】

平成22年(2010) 西村家の出資により西圓寺法蔵調査を再開

平成26年(2013) 西村家の出資により願王寺・西圓寺悉皆調査に着手

平成27年(2014) 公益社団法人温故学会蔵『群書類従』版木調査

平成31年(2019) 願王寺資料館を建立

令和元年(2019) 一般社団法人寺院情報学研究所を設立

令和5年(2023)  研究員採用

【社会貢献】

 当研究所は一般社団法人の独立した研究所として全国の大学、研究機関、博物館、自治体、寺院等に協力し、寺院所在資料に関する情報を発信し、我が国の文化の向上に寄与すると共に、人類共通の知識資源の保存、活用に貢献できるよう取り組んでいます。

オープンスペースオフィス

ご挨拶

 ようこそ寺院情報学研究所のホームページへお越し下さいました。所長の西村光正です。僧侶として自坊の副住職及び関係寺院の役員を務めると共に、寺院所在資料についての調査研究を行っています。

​ 国内には77,000ヶ寺を超える寺院が存在しています。国内のコンビニの数は約57,000店程ですので、皆様が思っているより寺院の数は多いのではないでしょうか。

 寺院にはそれぞれ歴史があり、文化財をはじめ、多くの歴史的にも貴重な資料等を所蔵されている場合があります。しかし、近年は寺院をとりまく状況は大変厳しいものとなり、一般的な寺院では経済的にも人員的にも寺院所在資料の整理、管理、運用を行う事が困難な状況であるといえます。

 そんな状況に於いても、多くの寺院は、住職及び寺族を中心に懸命な努力のもと、役員、総代及び檀信徒の協力により経営がなされています。

​ そこで、当研究所では寺院所在資料の組織化に関連する情報の発信を行い少しでも寺院の方々に役立てて頂くと共に、全国の寺院の取り組みについて一般の方々にも広く知って頂く事が大切であると考えて活動をしています。

一般社団法人寺院情報学研究所

代表理事 西 村 光 正

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